小切手の書き方

小切手といえば、日本では銀行振り込みやカード決済などが主流となっていて個人で持つ事はほとんどなくなっています。でも全然無くなったわけではなく、企業間どうしでの取引で使われています。海外においては、家賃など小切手で支払うケースも有るほど流通している国も有ります。ではこの小切手とは一体どういうものなのでしょうか。法律により事細かに決められているのでわかりにくいですが、簡単に一言で言えば現金の換わりに使える通貨というような感じではないでしょうか。日本では企業間での取引に使われますが、これは数百万円を相手企業に持っていくよりも小切手1枚持っていく方が効率的だし確実だからです。ただ事故が無いわけではありませんので、事故を防ぐ意味で色々な種類の小切手が存在します。記入方法は手書きする場合小切手帳に漢数字で書くのが一般的です。これは不正を防ぐ目的で使われます。それ以外はチェックライターという印字機が一般的であってアラビア数字である123等は手書きでは不正防止の意味で使いません。

線引小切手

一般的な小切手は、銀行などの金融機関に持っていった人に支払われます。この小切手の入手経路は問われません。例えば何も関係ない第3者が拾って金融機関に持っていっても換金されます。これを防ぐ目的で発効されている小切手が線引小切手と呼ばれる小切手です。これは、表面に2本の線があり、その中に特に指定が無い場合、あるいは銀行やそれに相当する文字(BANKなど)が書かれた小切手は、この小切手を提示された金融機関は他の金融機関に対してや日常の業務で取引のある、つまりその金融機関に素性が知られている人に対してのみ換金する事が出来ます。これが一般線引小切手と呼ばれる小切手です。さらに、より安全に出来る小切手として2本線内に特定の金融機関名を、あるいは支店名まで書かれた小切手を特定線引小切手といい、この小切手ではその金融機関でしかあるいはその支店でしか換金する事ができないようになります。これにより不正を最小限に食い止める事が出来ます。

小切手の予備知識のススメ

日本に住んでいて普通のサラリーマンであれば小切手を使うことは滅多にありませんよね。何らかの形で小切手をもらう事はあるかもしれませんが。小切手といえばTVドラマでお金持ちが謝礼金とか迷惑料とかの名目で金額を書いて相手に渡すシーン位しか思いつきません。経営者の方であればなじみがあるのかもしれませんが、普通のサラリーマンにはなじみではありません。でも必要になる時が来る可能性はあります。例えば、海外に転勤になった時、例えばお子様が海外留学を希望した時、例えば老後の生活を海外でと思った時、例えば自分が開発したモノが当たり独立をした時など。小切手が必要になるかもしれません。その時に慌てないよう今から予備知識として小切手を知っておくのもいいと思います。

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